カード売上の記帳
カード売上の記帳は少し注意点があります。
カード売上の入金は、カード会社によってまちまちですが多くが毎月カード会社規定の日に銀行口座に振り込まれます。
そんな時に注意したいのがカード会社に支払う手数料の取扱いについてです。
カードが使用された日付で記帳した場合
未収金(未収入金)10,000/売上高10,000
未収金(未収入金)10,000/売上高10,000
10,000円が売上高に計上されることとなります。
カード会社から入金された日付で記帳した場合
普通預金9,700/売上高9,700
普通預金9,700/売上高9,700
カード会社の手数料が差し引き(例:3%)されて入金されますので、売上高が300円少なく記帳されることとなります。
収益と費用が相殺されているだけですので、最終の利益には変化ありません。
ただし、消費税の課税事業者になっている場合には注意が必要です。
売上に対しては消費税が課税されていますが、カード会社の手数料は「金銭債権の譲受けその他の承継」に該当することから非課税という取扱になります。
相殺することで最終の利益に変化はありませんが、消費税については金額が変動するため相殺することができません
売上と入金を諸口入力する
普通預金9,700/売上高10,000(課税)
支払手数料(非課税)300
普通預金9,700/売上高10,000(課税)
支払手数料(非課税)300
ご参考にして下さい。