持続化補助金の申請

office-em担当、弥生認定インストラクターの松村です。
久しぶりの投稿になり、いつもながらブログを放置しすぎていると反省しっぱなしです。

言い訳ではありませんが、持続化補助金に対する質問がすごく多くあり、その対応で4・5月が終わった感じがしています。持続化補助金もそうですが、日本政策金融公庫が打ち出しているコロナ貸付の資料の相談も非常に多くありました。

当社が日々記帳しているお客様についてはなんの問題もなく資料が準備でき、すぐに申請までこぎ着けることができるのですが、記帳依頼をされていないお客様については、前年の資料などを当社で保持していないので対応に苦慮いたしました。
なんとか資料を揃えて、申請いただけたようですので良かったですが、やはり日々しっかりと記帳をされている方や当社にご依頼いただいている方についてはスムーズに申請が完了されたように感じます。

すみません、やはり言い訳ですね・・・。

持続化補助金の手続きに必要なもの

さて、補助金の申請方法については公式WEBサイトに詳しく記述されいるので、そちらでガイダンスどおりに行えば問題なく完了できるはずです。
その中で、当社にご依頼いただけていればスムーズにお渡しできる書類をご案内したいと思います。

必要な添付書類で2020年度で判定対象にした月の売上簿等を添付する必要がありました。
添付書類の他にも、前年同月と比較して50%減少しているかの判定が必要ですので、前年同月の売上高を知る必要があります。また、前年度の年間売上高も入力しなければいけませんのでそちらも数字的には必要です。
前年度の売上高などは、白色申告であっても収支内訳書を作成しているはずですので問題なく拾うことができるでしょう。青色の方は青色申告の決算書を添付しなければなりませんので嫌でも数字を拾えます。

そんな中でも拾う必要があるのが、対象月の前年同月の売上高と2020年の同月売上高です。
青色を選択されている場合には、青色決算書には月別の売上高を記載するページがありますので対象月の前年月の売上高を知るのは容易です。
問題は白色申告の方。
収支内訳書で総売上はわかっても、前年同月売上は収支内訳書から拾うことができません。
2020年度の売上高は、比較的直近になるので自社発行の請求書などを合計することで拾いやすいと思います。
しかし、前年度の売上は手間がかかる方が比較的多かったです。
月別に集計しノート等に書いていれば楽でしょうが、単純に合計して収支内訳書に記載していた方などは、いちから月別に売上を拾い直す必要があるので大変だったようです。

弥生会計で前年同月売上高の拾い方

弥生会計などの記帳ソフトに仕訳入力していれば、試算表を前年度対比形式で見ることができるので半減月を探すのも非常に楽に行なえます。
もちろん前年度しっかりと入力されており、今年度の入力も最新まで入力していることが前提となります。

会計データを開いてナビゲータメニューの集計から残高試算表(月次・期間)をクリックしてください。
上段メニューバーの「集計→残価試算表→月次・期間」でも大丈夫です。

前期比較表示にチェックを入れ、損益計算書タブを選択します。

前期と当期が左右に並んで比較表示されます。増減率も合わせて端に表示されるのでクリアしているかは一目瞭然です。
まぁ・・・普段では減少率50%なんて見たくありませんけど・・・。

これで前年同月の売上高は楽に拾うことが出来ます。

対象月の売上台帳等

こちらの書類は2020年度の対象月の総勘定元帳をそのままpdf化して添付すれば大丈夫です。

総勘定元帳を出す方法はいろいろありますがオーソドックスな方法を。
メニューバーの「帳簿・伝票→総勘定元帳」でも大丈夫です。

勘定科目に売上高を指定し、右上の印刷ボタンをクリック

プリンターをPDFを選んでOKをクリック。保存場所を決めて保存すれば完了です。

あとは持続化給付金の公式WEBサイトで入力作業すれば完了

数字などに不備が無いかしっかりと確認しながら作業しましょう。
特に通帳など屋号+氏名なっている方などは注意が必要。氏名だけ入力しては弾かれる可能性があります。

不備があった場合は、持続化の方から最初に指定したメールアドレスに案内が来ます。適宜修正作業を行えば給付はされると思いますが、たいてい不備の指摘をしてくるのは10日ほど経ってからなので、更にプラスアルファ待つ必要があります。資金繰りにはゆとりを持って申請したいですね。

たちまち資金がショートしそうな場合は、金融機関のセーフティーネット借り入れの申込みを並行して行いましょう。取引先の金融機関のほうが遥かにレスポンス良いですし、据置期間もあるので安心のためにストックしておき、資金にゆとりが出たら一括で返済するのも良いでしょう。

日本政策金融公庫のコロナ貸付はもっと時間がかかります。こっちは2ヶ月弱覚悟した方が良いかも知れません。利息が無いのを全面に出していますが、0.9優遇されるだけで、基準金利が1.4等の場合は0.5払わないといけません。通常に比べたら遥かに低い金利なのでありがたい話ですが、金利がゼロではない場合があることに注意が必要です。

いかがでしょうか。
弥生会計を利用して自分で記帳されている場合は、すぐにデータが拾えるのでラグなく申請にこぎつけることが出来ますね。

記帳が面倒な方や知識的に自信のない方は是非当社にご用命ください!

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