カフェの決済方法

KONONEKIの支払い方法として現金以外では、各種クレジットカード、交通系電子マネー、iD、QUICPay、d払い、Paypay、auPayなどよりどりみどりとなっています。これだけの決済方法を用意したのは、Office-emの知識としてカフェの決済を厳選するとしたら、どの支払い方法が最適かを調べてみたかったからです。

KONONEKIはリクルートのPOSレジサービスであるAirREGIを利用
カフェの経営ではどの時間帯にどういったお客様が、どういった商品をご注文されているかを把握するのはとても重要だと思います。その為にも集計が楽に行えるPOSサービスは非常に重要です。このお話しは決済方法とは関係ないのでとりあえず割愛します。

AirREGIを申し込んだ際に一緒にAirPAYやAirPAY QRも同時に申し込むことが可能です。一個一個の決済方法と個別契約するのが面倒だったので、私たちは全てを一元管理して利用できることからAirREGIを選びました。

AirREGI一括申し込みで感じたメリット

AirREGIのIDでほとんど管理ができる

AireREGIのアプリからAirPAY,AirPAY QRにアクセスできるので、POSをチェックしながら入金履歴などが楽に行なえます。

AirREGIの管理画面の右上、サービス切り替えから各種サービスに移行できます。
色々な決済会社のマイページを開くよりも楽に移動できるので少し便利です。

決済端末を色々用意する必要がない

色々な決済会社と個別契約すると、端末が乱立する可能性があります。
QR決済の会社なら、 契約した会社分のQRコードが印刷されたPOPをPOSの周りに置く必要があるかも知れません。これは非常にブサイクです・・・。AirREGIならタブレット又はスマホとクレジット決済の端末だけで済むのでPOS周りがスッキリします。このメリットは非常に大きくて、決して広くない、広く取りたくないPOS周りをシンプルにすることが出来ます。スタッフに色々覚えさせる必要がないのもメリットですね。

審査は全てAirPAYで申し込める

クレジットの導入には各会社に審査を申請しなければいけません。個別にカード会社に申し込むとその件数分だけ手間がかかりますが、一括申し込みできたので結構時間を節約することが出来ました。

AirPAY申込みと同時にVisa/Mastercardの審査申し込みとなったように記憶しています。そちらの審査でOKが出ると、約10日後に利用開始です。それに合わせてカードリーダーやマニュアル、ステッカーなどが送付されてきました。UnionPayの審査もほぼ同タイミングで完了しましたが、その他の審査は少し遅れて結果の通知がありました。全ての審査が完了するまで3週間ほどかかったと思います。
それぞれ個別にAirPAYに申し込む必要があったと思うので、申込みの際にしっかり確認しながら申し込み忘れが無いようにしたいです。

弥生会計と連携可能

当社の使用する弥生会計とAirREGIは連携可能です。
現金売上などが営業終了のタイミングで弥生会計に転送され、仕訳入力が完了できます。もう少し取引が増えてきたら当社でも利用する予定ですが、現状はまだ手入力で済ませています。導入したら連携の方法などを解説していこうと思います。

AirMARKETが利用できる

お店に役立つサービス提案サイトのAirMARKETを利用することが出来ます。KONONEKIでも商材仕入にスーパーデリバリーや、BGMのモンスターチャンネルなど利用してみたいサービスが結構有りました。業種によるかも知れませんがすごく有り難いのでは無いかと感じています。

一括申し込みで起こりうるデメリット

決済手数料が高い?

私の主観ですが、AirPAYの決済手数料は標準的だと思います。カード手数料に関しても概ねクレジットカード会社に申し込んだ料率と大差ないように感じました。一見すると、デメリットでは無く感じますが、クレジット会社と直接結んだ契約は決済手数料について交渉できる可能性があります。
たくさん決済してるんだから決済手数料を割引して下さい、と言える可能性があるという事です。銀行経由でクレジット決済を申し込んでも同様に交渉できるようです。

PayPayやauPAY、d払いに関しては条件がありますが個別契約すれば決済手数料が無料でした。しかし、AirPAY経由では否応なしに手数料が生じてしまいます。AirPAYを契約しながらPayPay等と個別に契約すれば良い話なのでしょうが、入金の管理が煩雑になるのと、QRのPOPをPOS周りに置く必要があるのでせっかくスッキリしたPOSまわりがゴチャつくデメリットがあります。

そういったキャンペーンなどを加味すると、結果として決済手数料が高いなとなってしまいます。一括契約の最大のデメリットはやはり決済手数料と言えそうです。

QRの入金サイクルが長い

AirPAYは毎月2回入金がありますが、AirPAY QRは月末の1回です。またこのQRの入金は末締めの翌月末入金と非常にサイクルが長いです。仕入を行った月の翌月末での入金ですので、資金繰りには少し気を使うシーンがあるかも知れません。その点にも少し注意が必要です。
PayPayと直接契約してPayPay銀行を利用すれば毎日入金があるようです。ただこうなると記帳がすごく面倒ですね。通帳もすぐに一杯になってしまいます。電子通帳と弥生連携のスマート取引取込を導入したくなりそうです。

端末が不調になると全て利用できなくなる

AirPAYについてはタブレット管理なのですが、そのタブレットにトラブルが起こると全て利用不能になってしまいます。端末も一個のiPadやiPhoneと紐付けることしか出来ないため、臨時で手持ちの別の端末と接続といった事ができにくい仕様となっています。バックアップで別の会社と提携など行っていられませんのでそこが大きなデメリットとなり得ます。こういう時はお客様のスマホに依存するPOP読み込みタイプのQR決済は便利かもしれません。

メリット・デメリットともにありますが、私の感想としては一括申し込みのメリットは大きいと判断しています。既に利用中なのですから、そう判断したのは当たり前といえば当たり前なんですけども。やはり問題となるのは決済手数料でしょう。飲食店にとって3%ちょいの決済手数料はかなり高額になります。当然ですね。コンマ数%の原価を下げるのに必死なのに、決済したと同時に3%と少し持ってかれてしまうのですから。

決済手数料にかかる消費税

AirPAYの決済にかかる消費税についてはクレジットカード / UnionPay(銀聯)/ iD / QUICPayについては非課税。交通系電子マネー / Alipay+ / WeChat Pay / UnionPay(銀聯)QRコード / d払い / PayPay / LINE Pay / au PAY / J-Coin Payについては課税(税込)と公式でアナウンスがあります。カード決済会社との直接契約ではカード決済に関する手数料の消費税はもともと非課税です。金銭債権などの譲渡は消費税法上非課税です。売掛金という金銭債権をカード会社に譲渡したイメージです。
決済代行会社によってはクレジットカード手数料なども課税取引とされている所もあるので、その辺りは契約時にチェックしたいところです。カード決済の手数料と言うより、カード決済の仲介手数料と言った位置づけなのでしょう。節税目的なら課税取引の代行会社を選べば多少仕入税額控除が増えますね。

お客様のカード決済の利用割合

導入するのは良いのだけれど、実際どんだけのお客様がキャッシュレスを使って決済されるんだろう?導入するお店側としてはココが一番気になるところですよね。まだまだ若輩のKONONEKI事業ですが1/31~8/31までの決済方法の状況をお教えしたいと思います。

  • 総売上に対してのキャッシュレスの割合
    1/31~8/31のKONONEKI総売上100に対して、キャッシュレスをお使いいただいたお客様の率は26.44%となりました。約三割のお客様がキャッシュレスでお支払いされたということですね。具体的な金額はご勘弁を、雀の涙しか売れていないのがバレてしまうので・・・。
  • KONONEKIのキャッシュレスの種類
    VISA,JCBなど各種クレジット、ICOCAなどの交通系電子マネー、iDやQUICPay、PayPay等のQR決済
  • 各種キャッシュレスの割合
    キャッシュレス決済による売上100に対してクレジットカード・交通系・iD・QUICPayは44%、QR決済は56%となっています。PayPayの普及により、今の所はQR決済のご利用が多くなっています。ほぼ率的には変わらないし、PayPay持ってる方は恐らくクレカもあるでしょうから率的には殆ど変わらないと思います。手数料的にはQR有利ですので、どちらかと言われればQR推しでしょうか。
  • 細かく分けたら一番利用率高い決済方法はどれ?
    クレジットカード 28.8%
    交通系電子マネー 5.4%
    iD 6.6%
    QUICPay 2.9%
    PayPay 41.2%
    d払い 10%
    auPAY 5.1%

以上のような利用率になっています。
クレジットカードとPayPayを利用すれば7割のニーズをカバーできる結果になりました。どこか一社の決済方法と言われれば今の所はPayPayをオススメします。手数料無料の終了がアナウンスされていますが、それでも

ちなみにAirPAYとAirPAY QRを使えばこういった率のデータの把握が短時間で行なえます。細分化されたデータをチェックしやすい所もメリットかも知れませんね。

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