自分でお店を創業・開業してみよう【Kononeki project 完成開業】

KONONEKI 2021/1/31オープン

色々と紆余曲折、手探りでの作業や申請など自分ですべてを手配して行うのはやはり大変です。
この時間に価値があるのであれば、専門で作業してくださる業者さんに丸投げするのも大きな価値があると思いました。ただ、全ての方が資金に余裕があるわけではありません。時間よりも資金が大切な方もかなり多くいらっしゃると思うので自分で行うことにも価値があると思います。

改装に1000万円くらいかかったでしょう!

そう言われることもありますが、そこまで掛かっていません。具体的な金額をお伝えすると「え、そんなに安く出来たの?」と仰る場合がほとんどでした。もちろんエアコンやオーブンなど設備、開業時の食器などにも資金が必要なので、自己資金に融資を合わせて何とかやり繰りできたという状況ではありますが。

今回は京都信用金庫さんの「ここからはじまる」という融資商品を利用させて頂きました。

10年の融資期間のうち当初3年は返済が不要で利息のみの支払い。

当初金利は1%後半ですが、目標とした売上に3年後届かなかった場合には2%台になる。

当初3年は返済不要とありますが、こちらはメリットとは私は捉えません。
7年で返済する計算になるので3年後からの元金の返済額が多くなってしまいます。
当初から返済しているつもりで口座資金を増やしていき、3年後には元金をできるだけ多く返済するように計画しています。

開業の経験を次に開業を目指す方につなぎたい

今回、Office-emの新規事業としてKONONEKIをオープンさせたわけですが、この経験を次に起業される方へ繋ぎたいとの考えもあっての事です。もちろん事業計画にも織り込み済みですので、創業支援事業として事業を創造していかなければいけません。

今回の創業に際して、意識したのは概ね

  • 星の数ほどあるカフェの中からお店を選んで頂けるような独自性があるか
    お店で食パンを焼き、それをサンドイッチにするところに独自性を置いた。
  • 概ね3日の売上で家賃を支払うことができるか
    立地を無視し繁華街を離れ、かつ、店主が通いやすい場所を設定することで家賃を圧縮した。
  • 事業に拡張性があるか
    デッキオーブンを希望していたが、スチームコンベクションオーブンを選択することで業務拡張性を置いた
  • 繁華街や人通りを無視したが、そのデメリットをカバーするイメージを持っているか
    InstagramやFacebook、LINEを利用することで広告費用を最低限とし、長期的なお客様の獲得を目指す。地元情報誌の目に留まるようなお店づくりを行い、立地のデメリットをメリットに変えられるような戦略を立てる。

以上の4点になります。
2個目の家賃に関しては、内部造作のみで使えるそこそこの立地の物件の賃料を税込み132,000円と仮定し、実際の物件の賃料と改装に係る月額返済料の合計額が概ね仮定した家賃を下回るように計画しました。

地域の事業者様や、様々な方と繋がることを心がける

最後に店主に指導、というかアドバイスをさせていただいたのは、

自分のできないことは出来る方に頼りなさいという事。
出来る方にお願いし代行してもらい、お仕事をして頂き、その対価をきっちりと払うということ。他の方から頼られたのであれば、出来ることをしっかりと行い対価を頂くということ。

やりたい事があるなら、しっかりとやる。
考えただけではなんにもなりません。しっかりと実行に移すことで例え失敗であったとしても経験となり次の糧となる。立ち止まらずに常に前進するイメージが大切だと思うと伝えました。

食べて美味しい・使って楽しい・買って嬉しい

そのお店の目標に向かって日々歩んでいただきたいと思います。

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